スイッチ(YAMAHA MFC05)

YAMAHAのMIDIスイッチ、MFC05をUSBなMIDIスイッチに改造します。

1.YAMAHAのMFC05

 A/Bスイッチと1-5のボタンにより、プログラムチェンジ0-9の10種類を出力することができるMIDIスイッチです。

2・完成予定図

 内部の基板からマイコンの電源5VとMIDI出力信号を取り出して、マイコンに取り込み、USBでZOOMのマルチと接続できるようにします。

3.MIDI側の基板をはずす

MIDI端子のついている方の基板をはずします。ネジ2本をはずして、MIDI端子をバックパネルに止めている、黒いピンを内側から押して外します。
もしも折ってしまったり、なくしてしまったら「ナイロンプッシュリベット」の3mm径を大きなホームセンターで探してみてください。

4.MIDI側の基板の裏側

裏返します。

5.線を引き出します

黄色:MIDIーOUT
赤色:+5V
黒色:GND
私はここにハンダ付けしてみました。

6.電源側の基板改造

 このままでもいいのですが、ZOOMのマルチをUSB電源で駆動させようとすると電力不足なので、3端子レギュレーターを交換します。

7.3端子レギュレータ交換

黒色で足が3本ある部品をはずして、NJM7805FAに交換しました。1.5Aまで流せる予定。こちら側の基板はネジをはずすだけなので簡単にはずせます。
細かくいうと、コンデンサも最適な容量のものに変えた方がいいかもしれません。

8.完成

2の完成予定図の様にマイコンとUSB基板をスイッチの空きスペースに押し込んで、配線をうまくはわせて完成です。
私はマイコンとスイッチを切り離せるようにコネクタを使いましたが直づけで問題なしです。
USBケーブルの取り付け口をつけると綺麗です。パソコン用のUSBパネル引き出し用パーツを流用してみました。

こんな感じのヤツです。ハードオフのジャンク箱でみつけました。

9.利用例


 スイッチの電源はMFC05の電池駆動で、USBを経由してエフェクタに電源を供給しています。この構成で、単3エネループ×6本利用で6-7時間は連続稼働OKでした。

 使用する音色が10種類までならコンパクトなこの構成でばっちりです!

おわり