RolandのFC-100はMIDIスイッチではないけど、なんちゃってMIDIスイッチとして使えそうなので、MIDIスイッチに改造してみました。
FC-100は
1.完成予定図
こんな感じになる予定。
外装が金属でMIDI端子の穴をあけるのも大変なので、外付けのお弁当箱をつける方式にしました。
FC-100は、外部機器と接続はRRC端子のみ信号の入出力、外部から9Vの供給を受けて動くので、お弁当箱経由で9Vを供給して、RRCとMIDIの変換します。
変換といっても、私の環境ではいまのところは線をつなぐだけで問題なく動いてます。
2.情報収集
FC-100をMIDIスイッチとして扱うための変換の「箱」RMC-1が発売されている(いた?)ようです。RMC-1の回路図付きのサービスマニュアルもネットで手に入る素敵な時代でした。
3.RRCとMIDIを見比べる
RRCとMIDI-OUTのピンを比べてみる。RRCのオスコネクタは、アマゾンで「6ピン DIN」で検索するとたくさんあり容易に手に入りました。
4.RRC端子のFC-100での使われ方
RRC端子部分の基板の裏を見てみます。2,3,4,5,6番のパターンはどこか(笑)につながっているので何かに使われているが、1番は使われてなさそうにみえます。。
1番はシグナルインなので、FC-100への外部機器からの信号入力はないということかなと思います。
5.RRC端子の使い方を決める
3番は9Vを外部からACアダプタから供給
4番はGND
5番は信号
MIDI用に5Vが必要なのですが、FC-100内で9V→5V変換をしているので、その5Vを1番を通して送ってもらうことにしました。
1番:5Vを外部に供給
6.FC-100からの5Vの取り出し方法
基板を外さずに取る方法として、以下のようにしてみた。RRC端子につなぐのがなかなか難しかったので、基板を外して裏でハンダつけしてとる方が簡単かもしれないです。
7.接続テスト、そして完成。
乾電池6本とブレッドボードとMIDI端子と単線でつないでみてテストをします。
上手く動いたので、MIDIコネクタとDC端子をプリント基板に作って、3Dプリンタでケースを作って完成です。
8.MIDI信号の出方
バンク毎に1-8のスイッチでプログラムチェンジが出せます。
グループAで「00-3F」、グループBで「40ー7F」が出ます。
バンクスイッチは1つでUP方向だけですがバンク数は8と少ないので、一周させる使い方で使える気がします。
おわり